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まぶたが垂れ下がる病気、眼瞼下垂(がんけんかすい)とは?
こんにちは。
『ひとみの専門店』店長の安間です。
眼瞼下垂(がんけんかすい)って聞いたことありますか?
鏡を見ていてまぶたが下がって見える、知り合いから眠くないのに「眠いの?」と聞かれる。
これは、上まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)がうまく働かないために生じるものです。
そのため上まぶたが上がりづらく、垂れ下がったままの状態になります。
両眼の場合もあれば、片眼の場合もあります。
上まぶたが重たく、目が開きづらいので日常生活で疲れを感じやすくなり、
片側だけの場合は外見上もバランスが取れなくなります。
また、上まぶたが垂れ下がっているのを額の筋肉を使って上げようとするため、
「おでこにシワ」が増える場合もあります。
「眼瞼下垂」は四十歳代半ば頃から始まります。
まぶたの裏側には目を守る瞼板という軟骨様組織があり、
これに連続している眼瞼挙筋がまぶたの上げ下げをしています。
何らかの理由でこの部位がゆるむと、筋肉の動きが瞼板に伝わらなくなり、
まぶたが上がりにくくなります。 これが「眼瞼下垂」です。
「眼瞼下垂」は見た目だけの問題ではありません。
これにより視野狭窄や肩こり、 頭痛など、脳の働きにも影響を及ぼしていると考えられています。
下記は眼瞼下垂チェックシートです。
当てはまる項目が多い場合は眼瞼下垂かもしれません。
- 1. まぶたが重いと感じることがある
- 2. おでこにしわが増えた
- 3. 目をよくこする
- 4. 長時間パソコン、スマホを使うことが多い
- 5. ハードタイプのコンタクトレンズを付けている
- 6. 肩こり、頭痛がある
- 7. 逆まつげが増えてきた
当てはまる項目が多い方は実際に確認してみましょう。
1. 顔を正面に向けて目を軽く閉じる
2. 目を閉じたまま両側の眉の上を、人差し指でギュッと押さえる
3. 眉の上を人差し指で押さえたまま、目を開ける
この方法で実際に開けづらいと感じた方は「眼瞼下垂」の可能性があります。
すぐに、眼科に行って診察してもらうことをおすすめします。
最近増加しているハードコンタクト性眼瞼下垂
主にハードコンタクトレンズを10年以上着用している方が発症します。
ハードコンタクトレンズ装用中は、瞬きのたびに硬いプラスチックレンズが角膜上で上下に動き、
常に上まぶたの眼瞼結膜に刺激を与えています。
また、レンズをはずす時に上まぶたを毎日引っ張ることにより瞼を上げる筋肉の働きが弱くなります。
当てはまる方はソフトコンタクトレンズやメガネへの変更をおすすめします。
最後までお付き合いありがとうございました。
ひとみの専門店 店長 安間